白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
「…俺、スンゲー単細胞?」
見える光に心が踊る。
「は?そう言ってるじゃん。
まぁ、考え過ぎて暴発するバカより
浮かれるバカのが
可愛げあるんじゃない?」
研磨実は俺嫌いだろ!!
”生意気言うなガキンチョ”と
研磨の前髪をギュッと結んで
夜道に笑い声を響かせる
眉間に寄るシワが
いつもより少ないのは
眠いのか、それとも
「元気出て良かったね」
コイツも単細胞なのか?
って、言うのは
怒りそうだから言わでンおこう。