白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
『…ふぁ…』
「さすがに眠ぃな
こんな起きてたの
いつぶりだろ…
合宿中はスゲェ健全だっからなァ」
『ん…私も昼寝したのに
なんかまだ眠いよ』
「このまま…じゃ
風邪引くぞ
チャントベット行け
俺も帰って寝るわ」
あっぶね!
”一緒に寝ますかァ?”とか
言っちゃうとこだったー!
煩悩退散。
ホント仙人になりてぇ。
コキンッと首を鳴らして立ち上がり
「今度は研磨と来る
じゃあ、また学校でな」
『うん、おやすみ』
側に居たいと駄々をこねる
本能を引きずって
夜の道を歩いた