白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
ハヤシライス食って
ゲームして
いつも通り笑って戯れて
怒られて
楽しい時間に包まれた
俺の部屋に
「じゃあ、俺はこれで。」
一番に背を向けたのは
赤葦だった
「え?赤葦泊まってかねぇの?」
てっきり今日が終わるまで
ここに居ると思ってたんだけど?
「…お邪魔虫は消えますよ
二人の時間を俺が作れるのは
これが最後ですから」
『赤葦くん?!
変な気使わないで
皆で遊ぼう?』
振り返らずドアノブに手をかける赤葦を
姫凪が引き止める