白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第27章 太陽に止まる蝶
「オハヨ、姫凪
って、すんげー可愛い顔〜
朝ご飯の前に食いたくなる…
ウチのコータロくんが
元気になり過ぎマス」
唇が首筋に這って
胸に手が伸びる
『そ、れは、だめ…!
お母さん帰って来るかも、だし
それに…!』
「それに?
迎えに来んのかなー?
どっちが?黒尾?孤爪?
見せつけるのもアリだと…ってぇ!!」
冗談から
男の顔になりかける木兎の
頭をポカッと殴って
『ダメ!見られるなんか
絶対嫌!
クロも研磨もだけど
ウチのお母さん怖いんだからね!』
木兎の魔の手から逃れる