白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第27章 太陽に止まる蝶
私の焦りを無視して
私を抱き上げ
キッチンに運び優しく椅子に下ろし
「フラフラなんだから座ってろよ?
材料って何出すんだ?
開けるぞー!ドーン!」
まるで宝箱みたいに冷蔵庫を開けて
タマゴとかウインナーとかを
次々に出して行く
『ちょ、ワサビって何よ!
もう!私が出すから!
木兎が座ってなさいよ』
冷蔵庫からテーブルに並ぶ
まさかの材料に
突っ込んで隣に並ぶと
「言うと思った
姫凪に隣に来て欲しかった
そう言えばオハヨウのチュー
してなかったし…」
パタンと私の背中で
冷蔵庫のドアを閉めて
唇を奪う