白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第27章 太陽に止まる蝶
木兎の真似して
口に咥えた小さなチョコレート
「は!?オマエな!
冗談止めろ!
オマエからされたら
いくらなんでも我慢の限界が…!」
我慢なんてしなくて良い…
『んー…』
「姫凪…!」
『甘い?』
唇から甘さを移して
金色の目に映り込む
「分かんねぇ…舞い上がりすぎて…
ぶっちゃけ味どころか
何がなんだか…」
挙動不審な位動く瞳も
なんだか愛しくて
『…分かってよ…光太郎…』
木兎に向き直り
ギュッと首に腕を巻き付けた