白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第27章 太陽に止まる蝶
木兎の買ってきたケーキは
うちの近くにないコンビニのヤツだ
花もケーキもわざわざ
遠回りして買いに行ってくれたの?
「好き…だろ…コレ?
…それに俺を呼び出すくらいだから
なんかあったのかな?って
思って…元気にしたかったんだよ!」
照れて笑う顔は幼くて
優しくて暖かくて
『ありがと…嬉しい…』
「おう!喜べ!
お前が笑ってんの見れたら
嬉しいから!」
太陽みたいだ
『もう!バカ!入って…
一緒にケーキ食べよ?』
木兎を招き入れたリビング
お花を花瓶に生けて
用意しておいたお茶を出す