第9章 夢
俺は次の日も
その次の日も医務室へと足を運んだ
仕事の合間に行くだけだから
ほんの数分だが…
それでもは
俺が行くと喜んでくれた
アルミンが全て話したみたいで
うろ覚えだった2年前の出来事
それとそれ以前の記憶もはっきりしてきたみたいだった
俺を除いては…
「じゃあな、
俺はもう行く」
「あ、はい!
今日もお話に付き合ってくれてありがとうございます」
「…お前、もうそろそろ歩く練習しとけ」
「あ…はい…
あの、リヴァイ団長…」
「言っただろ?
団長じゃなくて、さんで呼べと」
「あ…リヴァイさん!
あの…私は…
また、みんなと戦うことができるでしょうか…!?」
リヴァイは言葉に詰まる
の右足は
膝から下がない
これから徐々に体力が戻ってきたら義足をつける…
という手もあるだろう
だが…その足で戦えるほど
壁外は甘くない
たぶん
はもう……
「…リヴァイさん?」
「あ、ああ…
お前の頑張り次第だな…」
「…!!はい!!
私、頑張ります!!」
そう言って無邪気に笑うの顔を
まともに見れなかった