第3章 強×弱
翌日―
昨日の男の人が
また話しかけてきた
あたしが電車に乗って3つ目の駅から乗ってきたと思う
男「昨日は、いきなりごめんね。」
『あ、いえ・・・』
男「俺、この先の5丁目駅の近くの大学行ってんねん。」
『そうなんですねー』
男「んで、電車乗っててエエ子そうやなぁーって思って・・・で、今度ご飯とかどう?」
『ありがとうございます。気持ちは、嬉しいんですけど・・・初対面なんで・・・連絡先とかは・・・』
男「そう。そうやんな・・・ごめん。あ、次で降りるわ。またね」
『あーはい・・・』
男の人は、降りて行った
その人が降りて、次の駅でみんなが乗って来る
安田「おはようー。」
『お、おはよう・・・あのさ・・・』
錦戸「男いてた?」
『う、うん・・・』
錦戸「なんて言うたん?」
『ご飯行こうって・・・』
丸山「え?行くの?」
『いや、とりあえず初対面やし断わった』
横山「ちゃん、どうなん?ソイツのこと」
『ん?別になんも思わん』
村上「タイプとかあるやん。昨日チラッと見たけど、背高てシュッとしてたやん」
『うーん・・・別に・・・かな』
村上「ほなええな。な。」
渋谷「え?俺?」
村上「聞きたかったんやろ?」
渋谷「別に・・・俺は・・・」
安田「あ、渋やん。映画のチケットいらん?貰ってんけど・・・行かれへんから・・・」
渋谷「あーこれあれやん。むっちゃ感動すんねやろ?」
『あ!!』
大倉「ちゃんも見たいんやったら、すばるくんと行って来たら?」
『でも・・・』
錦戸「行ったらええやん」
『うん・・・』
横山「もう今日休んで行ったらええやん」
『え?』
村上「ええやん。行っといで。先生言うとくな。ほな、俺ら降りるから」
『ちょっ・・・』
みんな降りて、すばると電車に残された