第3章 強×弱
すばると2人屋上に残された
渋谷「なんやねん。あいつら」
『なんやろなぁー』
渋谷「俺も、も普通やのにな」
『う、うん・・・』
渋谷「あぁー人生うまいこといかんなぁー」
『ほんまやなぁー』
そう言いながら、ベンチにお互い寝転んだ
『あ、あの雲・・・章ちゃんっぽい!!』
渋谷「なんやねん。ヤスっぽいって」
『なんかーふわふわーみたいな?』
渋谷「お前、ヤスのこと好きなんか?」
『え?』
渋谷「あー何も言うな。」
『違うで。あたしは、みんな大好きやで。すばるも・・・』
渋谷「俺の好きとお前の好きがちゃうかったら?」
『ん?』
渋谷「例えば!!や」
『嬉しいよ。もっと楽しくなりそうやん』
渋谷「ほんまやな。お前とやったら楽しくなりそうやわな」
『ほんまに思ってる?』
渋谷「思ってるわ。どんなお前でもな。」
『ありがとう・・・』
チャイムが鳴り響き、カラダを起こして、屋上を出ようと
ドアを開けた
ドンー!!!!
渋谷「え?何やってん?」
横山「もう!!だから言うたやん!!」
村上「え?すばるとこ行こう思たらチャイム鳴ったからやなぁー」
渋谷「どうせ聞いてたんやろ?もうーええて。と何も無いって。昨日も一緒に買い物しただけやし」
横山「ほんまなん?まぁーそう言うんやったらええけど」
そうそう!!
そう言いながら、教室に戻った
すばるは、前だけを見てる
いつも
あたしは、そんなすばるの横顔が一番好きやった