第3章 強×弱
日が暮れるまで、すばると一緒におった
夜、ふと思った
あたし、すばるのこと好きやわ…
どうすることも出来へん気持ち
この気持ちだけは、打ち勝てなさそう…
翌日ー
いつものようにみんなで学校に行く
すばるとは…
なんでかいつもみたいに喋られへん
横で、章ちゃんが「ん?」って顔で見てる
教室に着き、いつもならすばるは
隣のただくんの席に座ってあたしに話かけてくるのに
すばるは、来やんかった
前の丸ちゃんの席に、章ちゃんが座って
あたしの顔をまじまじと見てきた
『ん?』
安田「渋やんとなんかあった?」
『なんもないよー。』
安田「そっか。大丈夫やで。」
『え?』
安田「あ、丸ありがとう」
章ちゃんは、自分の席に戻った
授業が始まった
また、後ろの亮ちゃんが
錦戸「今日は、いちゃいちゃせぇーへんの?笑」
小声でそう聞いてきた
『なんやろ…ようわからんけど…』
錦戸「ふーん…」
それ以上の言葉は、無かった
え?
みんな何思ってんの???
もう怖いってーーー!!!
お昼ー
村上「ちょっと俺、先生呼ばれてるから行くわ。あー丸と横も。」
安田「あー大倉ー。この前言うてたやつなぁー亮も一緒にすんねやんかー。やから…」
錦戸「おん。あっちでしよかー。」