第4章 プレゼント
シドはニヤリと笑う。
「好きにしろよ。」
もう我慢なんて出来ない。
アヤセは腰を少し浮かすと
シドのソレを自ら蜜の奥へと
押し込んでゆく。
「ぅん…ん…はぁ……」
ぬるぬるとアヤセのその場所は
シドを飲み込んでゆく。
愛撫も何もされていないのに、
いとも簡単に…。
「あぁっ…!!!」
一番奥へと届く。
腰が勝手に動く。
「あっ…あっ…あっ…」
(気持ちいい…気持ちよすぎる…!)
ただ単に肌を触れあわせているだけ、
と言えばその通りなのに、
この場所とこの場所は
そんな単純なことなのに
なんで触れあわせるだけで、
こんなにも気持ちよくなってしまうのか。
アヤセはシドのモノをナカで味わうように、
腰を前後させたり、上下させたりする。
自らの上で胸を揺らしながら腰を動かす
アヤセを見て、
シドは何かを思い、体を起こした。
そしてアヤセの耳許に唇を寄せた。
「1つだけ…」
囁くように話す。
「んっ……な、何…?」
「どんだけ好きに動いて
気持ちよくしてもいいが…
絶対にイクな……。」
「えっ……イクな…?」
「ああ。
お前のしたいようにしていいが、
イっちゃダメだ。」
「イっちゃダメ……」
「ああ。
絶対にイっちゃダメだ……わかったか?」
気持ちよすぎるせいで、
思考回路なんてとっくに働いていない。
矛盾しているシドの言葉を
理解する余裕もなく、
アヤセは
「ん……わかった……」
と、返事をした。
その言葉を聞いたシドは不敵に笑うと、
アヤセの胸を口に含む。
「ぁん……!!」