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【100プリ】瞳に映して

第4章 プレゼント


「シド、あのね、
今日は最初から最後まで私が上になる!」

「…は!?」

「…だ、たから、
今日はシドの誕生日だし、
私がシドを気持ちよくしてあげる…!」

アヤセの、決意に満ちているような、
でもものすごく恥ずかしそうに
しながら話す姿にシドは、

(とりあえず泳がせてみるか…)

と思い、

「じゃ、よろしく。」

と、枕に浅く寄りかかるようにして、
ベッドに横たわった。

アヤセはおずおずとシドにまたがる。

自分なりに調べた、とは言え、
最終的にたどり着いたのは、

いつもシドがしてくることをしてみる

だった。

(最初はだいたいキス…)

シドの胸に手を着くと唇を重ねた。

唇を甘く食んでは
舌で柔らかくつつく。

そして深く…。

舌を口の中に滑り込ませ、
その表面をなぞったり絡ませたり…

吐息と唾液が混ざり合う…

「んっ…んっ…」

両手をシドの意外に柔らかい髪の毛に
絡ませながら…


銀糸を引きながら唇が離れる。

シドを見ると少しだけ
顔を赤くしているように見えた。

胸がキュ…となる。


(このあとは…)

いろんなパターンがあるけど、
アヤセが好きなのは
耳を舐められることだった。


アヤセはシドの肩口に顔を埋める。

首筋をちゅちゅと舐めあげながら、
舌を耳に這わす。

耳の形に沿って舌先を動かし、
耳たぶをそっと噛む。

何度か舐めたことのある
その場所だったけど、
こんなにじっくりと舐めたことはなかった。

口を離してシドを見ると
顔を少し横に向けたまま、
余裕のある表情で横目に見つめられた。

(気持ちいいのかな…)

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