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【100プリ】瞳に映して

第4章 プレゼント


シドがアヤセを囲うように
ベッドに手を付く。

そのまま唇が重なる…

「ん……」

ウイスキーの香ばしいかおりが鼻を掠める。

ゆっくりと唇をなぞられ、甘く噛まれた。

大人のキスは胸を昂らせる。


「あっ……」

そしてシドに押し倒される…。


「ねっねぇっちょっと待って!」

「あ?」

「あのね、相談と言うか提案なんだけど…」



遡ること数日前、
作戦会議と称されたあのときのことだった。

「じゃあアヤセちゃんは
俺が電話したらアランと部屋に入ってきて。」

「うん、わかった。」

「じゃあ会議はおしまい。

……あ、アヤセちゃん、
まぁこれは俺から
アドバイスというか提案というか
なんだけどね…」

「…?」

するとレオはアヤセの
耳許へ顔を寄せてきた。

「たまには女の子が上になるのもいいと思うよ…」

そう言って顔を離す。

「…上?」

「レオ、アヤセわかってないぞ。」

「え?だから恋人同士ですることの話だよ。」

「恋人同士ですること…」

「セックスのことだよ。」

アランがはっきりと告げる。

「…えっ!?えっ…!!」

「相変わらずいい反応するね。」

レオが笑う。

「もっもう!
そこまでお世話してもらわなくても
大丈夫だからっ!!」

「ごめんごめん、まぁ参考までに、ね。」

「結構です‼」


この日はこれで終わったが、
その後からアヤセは
気になって仕方なかった。


(上になる…)

今までそれっぽい体位で
したことはあったが、

(女の人と男の人で思うそれは違うのかな…)

考えれば考えるほど気になる。

アヤセは自分なりにいろいろ調べ考え、
この日を迎えたのだった。

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