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【100プリ】瞳に映して

第3章 もっと…


シドはシャワーを浴び終え、
バスタブに浸かっていた。

トントン…

扉が叩かれる音が聞こえ
アヤセの声が聞こえてきた。

「シド…?」

「なんだ。」

「やっぱ私も入っていい?」

シドはフッと笑い返事をする。

「ああ。」


ガチャと扉が開き、恥ずかしそうにしながら
アヤセが入ってきた。

「やっぱ汗かいちゃったから…」

「シャワー浴びて早くこっち来い。」

「うん!」

アヤセは嬉しそうな顔で頷いた。



シャワーを浴び終え、
シドにもたれ掛かるようにして
アヤセもバスタブにつかる。

(気持ちいい…)

少なめに入れられたお湯は、
真夏だからか、体温よりも
少し低めに感じる。

チラッとシドを見上げると、
シドも気持ち良さそうに目を閉じていた。

少し上気した顔がなんだかいとおしい。

思わずその頬に指を置く。

そしてなぞるようにしながら
唇へと指を移す。

(柔らかい…)

シドが薄く目を開けると、
アヤセと目が合った。

少しだけ口角を上げながら、

「何?」

と言う。

「あ…気持ち良さそうだなって…」

「ほんとか?」

「え?」

「我慢できないんだろ?」

そう言うとシドは
アヤセを持ち上げ、
バスタブの縁に座らせた。

「やっ…シド…」


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