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【100プリ】瞳に映して

第3章 もっと…


キスは先程と違い、
深く深く落ちてきた。

唾液が混ざり、
愛し合う音が部屋に響く…

「ぅん…ぁ…」

息をするのも難しいほどに
お互いの唇を重ね合わせる。

「…っ…シドッ…」

アヤセは苦しくなって
シドの肩を押し返す。

しかし少しの呼吸を許しただけで、
シドは再び強引に唇を重ねてくる。

「ふぅ…んっ……」

激しく、顔の角度を何度も変えながら、
舌を絡め、口内を溶かされる…

シドはアヤセが立てないぐらいに
溶けたのがわかると、
ようやく口を離した。

「はぁっ…はぁっ…」

体を支えながらシドはそんな様子の
アヤセを楽しむように見つめる。

「…もうっ…」

アヤセは少し怒ったような顔をする。

「勘違いすんなよ。
催促してきたのは
どこのどいつだ?」

「…っ!」

顔を赤くさせたアヤセが
何も言い返せずにいると、

「シャワー浴びるが、お前も来るか?」

と言われた。

「…行かない!」

「あっそ。じゃ、待ってろ。」

シドはそう言うと
バスルームへ行ってしまった。

(シャワー浴びて来たんだよね…。
でも隠れ家に来るまでに
また汗かいちゃったな…。)

怒った手前少し気まずいけど、
やっぱりもう仲違いは嫌…

アヤセはそんなことを考えると
バスルームへと向かった。


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