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【100プリ】瞳に映して

第2章 曇りのち……


数日後、レオの姿は城下にあった。

(確かシドが仕事で使うバーって
この辺だったよな…

あれ…?)

「ねぇ!久しぶりだね!」

レオが一人の男に声をかける。

その男は少し驚いた様子で振り返った。

「ああ…なんだレオか…」

「なんだとはなんだよ。
久しぶりに会ったのに。」

「いや、悪い…そうだな、久しぶり。」

「どうしたの?
珍しいね、ウィスタリアにいるなんて。
女の子、ナンパしにきた?
可愛いでしょ?
ウィスタリアの子は。」

「お前じゃないんだ。
そんな訳ないだろ。」

「ははっそうだよね。
まぁイナサの子も可愛いよね。
好きだなぁあの感じ。」

「悪いが用事があるんだ。
またゆっくり…」

そう言うと男は
小走りに去っていった。

「なんだ、あいつ…」


そう呟いてバーのある路地に曲がると…

「わっ!」

誰かとぶつかりそうになり
その姿を見ると…

「あ、シド!探してたんだよ!」

「あ?なんだよ。急いでんだ。」


そのとき勘のいいレオは
何かに気付き何かを思い付く。


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