第1章 いち
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よっしゃディレクターからOK出た。
まー最初から最後まで出るって訳にはいかなかったけど、ハワイの時みたいに乱入って形ならいいらしい。むしろ数字とれるからって喜んでたし。
雅紀に伝えて来てもらうようにしないと。
ケータイのコールをタップして耳に当てる
a「しょーちゃん❤」
s「出るのはえーよ(笑」
a「うふふ。もしかしたら始まる前に電話くれるかなって思って待ってたの」
s「あはは。こっちからかけたのにびびったわ!
もうホテル戻ってんの?」
a「うん、にのの部屋にいるよ。先に飲んじゃってごめんね」
s「全然。あっでもあんま飲まないで欲しいんだよね」
n「大丈夫ですよ。」
s「うぉ!?にの??」
n「そんな驚かなくてもいいじゃないですか。撮るの早く終わらせたいですよね?」
s「え?うん」
n「いきますから」
s「にのが?」
n「えぇ、二人で」
s「まぢで!?」
n「はい。ではあとで」
あっ切られてる。
雅紀呼ぼうと思ってたけどにのが来るって。
二人ってことは智君と来るのか?
どっちみち早く終わらせられるにこしたことはない。
コンコン
ディレクター「こんばんわー」