第2章 に
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自宅に戻ると一先ず今日必要な資料を引っ張りだし紙袋から鞄へ詰め替える。
あとは着替えだ。
智君の家で洗ってあるとはいえ同じ服で行くわけには行かない。
脱衣室で服を脱ごうとした時ふわっと香りがたった。
智君の匂いだ。
いや、正確には智君の家の匂いなのだが。
なんだか惜しくなってしまい脱いだ自分の服を嗅いでしまった。
…変態じゃね!?
あぶね〜!!
急いで乾燥機から適当に取り出した服へと袖を通す。
脱いだ服は一応たたんでかごへといれておいた。
今日も智君家泊まるなら着替えも必要だ、あとはレッスン着とドラマの練習着と…詰め終わると大荷物になってしまった。
あと30分でつくとマネージャーから連絡が入った。
すでに準備はできているし少し資料に目を通しておこうと思いダイニングの椅子へ腰かけた。
~♪マネージャーから着く1分前コールが鳴った。
S「うぉっ!
…ビビったー」
いつの間にか寝てしまっていたようだ。
驚いて目を覚ました瞬間に発した自分の声にも驚いてしまった。
外は晴れている。
冷たくなってきた風がしっかり頑張れよと気合いをいれてくれる。
今日も夜会える。
頑張ろう。