ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】
第2章 Dear ―Doctor Call Ⅱ ー
せき止められた熱を吐き出したくて仕方ない。
そのためにはちゃんと兄貴の質問に答えないといけないのはわかってるけど…身体を駆け巡り、疼くような感覚を伝えてくる熱に思考が奪われる。
「潤ちゃん、なかなか答えないから…
こっちのお口に聞いてみようか?」
冷たいものがお尻に伝わる。
ローション?
「ひゃっ…さと…にぃ…」
後ろの穴を智兄の繊細な指が撫でる。
ゆっくりとした指の動きがますます疼きを生む。
「ね、潤くんわかる?
潤くんの下のお口、何か言いたいのか
さっきからずーっとパクパクしてるよ?
ふふふ、かわいいね。
今日は潤ちゃんが喜びそうな
おもちゃがないから…
僕の指で我慢してね?」
俺が静止する間もなく智兄の指が一気に突っ込まれる。
「あああぁぁ、さとっ…やぁぁぁ」
「潤くんは嘘つきだなぁ…
こっちは気持ちいいって
教えてくれてるよ?」
智兄が前と後ろを攻めるから…俺の口からはもはや意味のない喘ぎしか出てこない。
「あっ、あっ、あっ…やぁ…もぅ…」
「一回イッたら少しは素直になるかな?」
そう言った智兄が俺の勃ち上がったものを擦り上げ、後ろに入れた指で前立腺を擦った。