• テキストサイズ

ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】

第2章 Dear ―Doctor Call Ⅱ ー




「だ〜め、これは外さないよ。

 あぁ…せっかく漏らさないようにしたのに
 ここ、まだ濡れてるね?

 いま、拭き拭きしてあげるね?」


潤の羞恥を煽るように、わざと子どもに言い聞かせるような物言いをする。

潤はどっちかというとエモーショナルなタイプだから…シチュエーションに酔やすい。

赤ちゃんのように扱われるっていう通常じゃ考えられない状況が潤の理性を狂わせるんだよね…。

狂った理性は感覚を鋭くする…。
だからちょっとした刺激でも大きく受け止めるんだよね。


「ひっ、やぁ…さと…にぃ、なに?これ…

 あつ…い、あついのぉぉ」


「ああ、これ?

 もしかしてメントールが効いてきた?
 
 ほら、これミントの香りがするでしょ?」


潤の鼻先に、潤の先端と後ろのお口を拭くのに使ったウエットティッシュと同じものを近づける。


「あぁ、まだ、拭き足りなかったか…」


手にしたウエットティッシュでもう一度潤の先端と蕾を拭くと悲鳴のような声が上がる。


「やっ、それ!冷たいのに…あっ、やっ、
 息、ふきかけ…ないでっっ!」


ミントに含まれるメントールって、触った瞬間は冷たいけど…そのあと燃えるように熱くなるんだよね…。


/ 194ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp