第25章 職業体験(本番)
エージェント「エクシードの思い出話も出来て良かったわい^^」
恵土「すみません、超絶的なウザさで;(ぺこり」
例↓
恵土父「俺の娘がな~寝返りうったんだよ~!
う~っていったんだよ!!
可愛いだろほらほら!動画見ろほら!!」
イレイザー「ぱっぱと仕事して下さい、進みません(溜息」
それ以降、より合理的に動くようになったという;
その一番の原因→『エクシード』
エージェント「ほれ。あの電話小僧に渡すサインじゃ」
そうサインを二枚渡される中(もう1枚は私の分)
エージェント「そういえば、聞くのを忘れていたが…
ステインは、未だに世の中を失望しておったか?」
恵土「…そんな感じでした。
新聞でも見ましたが…
見返りを求めないって点においては、父と私は同じ意見で。
それが、ステインにも共通していて。
そういったのが段々減っていって
名誉だか、お金だか…
色んな目に視えるものに固執していった。
視野が狭まり、理想とかけ離れた存在であればあるほど
赦せないと感じることは多くなる。
だから…
ぶつけ所を失った感情が暴走し、ヴィランとなる」
エージェント「…そうじゃの」
恵土「だから…
それを、元の道に戻さなきゃ。
そして…
元来あるはずだった、大切な人と幸せに笑い合ってられるように……
そのためには、もっと強さが必要だ。
腕っぷしだけじゃない…
大切なことを気付かせて、ちゃんと伝えられる。
救けることができる、最高のヒーローに。
それが…エクシードと、シンパシーなんです。
人としての、生き方を教わった。
あれ以上の人なんて、存在しないって思うから。
二人にも負けないぐらいのヒーローになって、救けたいです。
ヴィランを、そう暴走させた心を(真剣」
エージェント「…そうか(微笑)
その意思は…未だ、お主の心の奥底で息衝いておるぞ。
エクシード、シンパシーよ」
そう話しかけられてから…
私は、ふっと笑いながら頷いた。
確かに、現在進行形であろうとしている
その『生き方』の中に、二人の存在を感じ取ったから…(微笑)