第25章 職業体験(本番)
これは持論であるが
戦いにおいて、一番大事なのはスピード。
次にパワーとスタミナ。
どんなに強力なパワーであっても、当たらなきゃ意味ないし
相手のどんな行動にも対応するため
身体が動かなくては、ついていけなくては意味がない。
↑
一方的にやられて終わるだけになる可能性があるから。
拳は、全身で打つようにする。
全ての流れを一点に向け、力を一つにする感覚。
それにより、全身の力が込められたパンチが完成する。
というよりも、その前に
その力にも耐えられる体が必要なのだが;
そのために、散々鍛えられた。小さい頃から。
恵土「…はあっ…はあっ」
エージェント「ほれどうしたかかってこい!」
恵土「まだまだあ!」
だっ!!
無論、今やってる修業は肉体戦。
装備の扱いを、徐々に体に沁み込ませるためだ。
それから6日目と7日目は
一緒に見廻りする時間を設けつつも
他は全て、エネルギーを圧縮する機能の操り方に費やした。
おかげで…
全部、風月流も含めて
手足所か指先のように、生身よりも自在かつ繊細な動きができるようになった。
で…
職業体験、最終日(7日目)
恵土「ありがとうございました!(お辞儀」
エージェント「よいよい^^
十二分に充実しておったぞ」
恵土「こちらこそ、たくさん楽しかったです^^
食べ物争奪戦はちょっとあれでしたけど;(苦笑&遠い目」
おにぎりを奪い合うという壮絶な戦い…
しかも、こちらは装備を使用して
エージェントはそれを妨害しつつ食べまくるという形で
装備に慣れてないからか、思うように動けず
当初は食べれない時間が続き
最終的にキレて暴れて大雑把にぶっ放してから、奪って食べたのはあれだった;
ダメだった;←未だ気にして反省中;
エージェント「ほっほっほっ^^そうじゃの」
まあ、楽しそうだからいっか←気にしないことにした