第25章 職業体験(本番)
エージェント「大変だったな。
こっちはこれから色んな意味で大変になるから切るぞ」
出久『は、はい!失礼しました!!
あ!
あとでサインお願いします!//(どきどき』
エージェント「…解った。恵土が帰る時に持たせる」
それから…
数時間、地獄の特訓が続いた。
エージェント「…言っとくが
保須市は相当離れとるんだぞ!ここから!!」
恵土「ええ!?;
隣の市じゃなかったの!?;」
エージェント「そんなわけあるか!!
神奈川県でもより遠く離れた場所で田舎だぞ!
240kmも離れとるわ!!」
恵土「え!?;」
認識間違ってた!!;←今更気付いた&ごめんなさい;
エージェント「僅か1分で240kmということは解るか!?
お前が出したのは秒速3kmじゃぞ!?
ゆっくりのつもりでも、まだまだ繊細さに欠ける!
勢いがつき過ぎてな!
ステインには通用したが
お前本来の動きを、より完璧に
なおかつ一瞬で出すためにはまだまだ修業と慣れが必要じゃ!」
恵土「なるほど!確かに!!」
エージェント「さあ戦え!
お主は戦って慣れる派じゃろう!!(さっ!」
恵土「はい!!(さっ!」
互いに、両者は腰を落として構えた。
おまけに、腰を落とす理由だが
それをして重心を下にすることで、より踏ん張りを効きやすくし
大きな力をかけられてもぶれず
すぐ地面を蹴ったり踏ん張ることで、威力を強めるためである。
体幹を鍛えるために散々やらされたので、無意識にでも身についている。
それと、バランスを取りながら身体を逸らして避けたり
足の指の力も使った踏ん張りで、揺れに対してブレないようにしたり
ブレれば隙が生まれ、そこをつかれれば危ない。
よりぶれず、負けないための構えともいえる。
重心を下にすることで、地面へ力を素早く伝え
足の動きを速めれば早めるほど
小回りも効いて、立ち回りもやりやすくなるという利点もある。
そうして…
3日目から5日目まで、ぶっ続けで戦い抜いていた。