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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


こんなので引っ掛かる奴なんか
小学生にも居ない……

『…う、そ…ですよね?
あの…その人は…今…』

目の前に居るのかよ。
マジで勘弁してくれ
可愛過ぎて堪らなくなるじゃないか。

「それは聞かない方が
良いと思うよ、及川さんは。
そうなりたくなかったら
チャント処置しとくんだね
家には某有名スポーツクラブの
トレーナーに就職が決まった
有能な男が居るから
診て貰ったら?」

『…同居人さんが…
二人きりじゃないなら
…いや、でも…ウソってオチ…は』

「キミには俺が
そんな悪人に見えてるのかい?」

『いえ、スイマセン…
そういうわけじゃ…』

こういうド素直な所も
好きしかないよバーカバーカ…。
意地でも帰したくないじゃないか。

「疑うなら岩ちゃんに
ここまで迎えに来て貰うよ
どうせ今日は一日暇してるはずだからね」

"悪い"と言い出しそうな
姫凪ちゃんに背を向け
岩ちゃんに電話を掛ける
文句を言いながらも結局
来てくれるのは
長い付き合いで分かってるからね
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