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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


「考えててよ
俺の為の料理。
ほら、他の野菜はいいの?」

ラブラブ阻止なんて
ガキ臭くてやった事ないのに

『…はい。
お肉見に行きましょうか』

キミのせいだったりするのかな…
クロちゃんの事で
イッパイなキミを見るのが
イヤだった…?

まさかね!
人の彼女だし俺には
愛する彼女も居るし

そんな事ナイナイ!
きっとナナに会えない
寂しさでチョット変だっただけ!

謝らないと…って思ったはずなのに

「姫凪ちゃん、ごめん
あのさ…!」

『及川さんは
和洋中どれが好きですか?
あんまりレパートリーないけど…』

「…和…いや、洋食かな
チーズインハンバーグにしてよ
俺の友達が好きなんだけど
久しく食べてないから
食べたくなっちゃった」

なーぁにしてんだろ
クロちゃんの好きな天ぷら
作ってあげなよ!って
意地悪言ってゴメンね!って
言うはずだったのに
俺のバカ。
クロちゃんゴメンよ。

「どう?
ハンバーグ得意?
及川さんハンバーグ食べたいー」

深い意味はないんだ
ホント、全く、全然。
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