白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
『きゃーー!止めて!
黙って!恥ずかしい!』
「止めて欲しかったら
通常運転ヨロ。
今日もおれのベット汚されちゃ
堪んないから」
『「研磨(くん)!!」』
「全くクロも通常運転してよ
簡単に煽られて
暴走するなんて
【挑発上手の黒尾君】が
聞いて呆れる。
及川サンも…あんまり二人で
遊ばないでね?
面倒くさいからさ…」
うわっ!俺にもキタ!
「いや、及川さんは…」
確かに発端は俺だけど
ただ二人を揶揄っただけ…にしては
変な気持ちだったけど…
「姫凪を揶揄いたくなる気持ちは
分からなくもないけどね
遊びのつもりが
気付けば大火事なんて
シャレになんないよね?」
「孤爪チャン!?」
見抜かないでよ!
この子苦手!!
「内部分裂してるチームとか
出資しがいがないからね
仲良くやんなよ
飲むなら美味しい酒が良いしね。
じゃあ、買い物行こうか
姫凪の隣はおれね?
二人の間に置いとくと
空気悪くなりそうだから」
「おい、研磨!」
「クロも頭冷やしな
過保護も行き過ぎるとウザがられるよ
車またせてるから早くして」