白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
今ココは東京で
相手は…
「オイカーくんよ。
人のオンナで遊んでくれるなよ?
あんまりオイタが過ぎると
その無駄に綺麗な顔と指
バキバキにしちゃいますよ~?」
クロちゃんだった。
俺にも負けない絶対零度な
笑顔を放ち
「姫凪も
なに懐いてんですかァ?
お仕置きされたくてやってんの?」
俺から姫凪ちゃんを
奪う様に引き寄せ
「オイカーくんの前で乱れたい?」
後ろから抱き締めた姫凪ちゃんの
首筋に吸い付き
一際大きな赤い華を付けた
『鉄朗!?
ダメ…!そんな所…見えちゃう!』
「髪下ろしてりゃ大丈夫だって。
その代わりオイカーくんの前では
アップにしてろよ?
姫凪が誰のか
分かってねぇみたいだから」
俺を睨みながら
姫凪ちゃんの耳を
低い声で嬲り
「もうちょいお仕置きされてみるか?」
俺がさっき触れた頬や背中に
指を這わせる
俺より優しく
俺よりエッチに
姫凪ちゃんの身体を
知り尽くしてると
俺に見せ付ける様に。