白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
必死なクロちゃんにクスリと笑い
長い指をエッチに動かしてると
『…信じらんないっ!
及川さんも鉄朗もエッチ!
研磨くんに言い付けてやる!』
後ろから背中をバシバシと
叩かれてしまった
不意打ちの痛みに
デカイ男が二人して蹲るのを
「バカじゃないの?
ピュアな姫凪をネタに
猥談とか信じらんなーい」
面白そうに俺らを見下ろして
笑う性悪ニャンコと
『信じらんないよね!
研磨くんお仕置きしてよ
鉄朗と及川さんの飲み物
全部ノンアルコールにして!
オツマミは酢昆布だけで!
ご飯の薬味は全部パクチーで…』
タンスに小指の様な
反撃を次々口から溢れさせる姫凪ちゃん
「地味な嫌がらせを
よくも次から次へと思い付くね!
元はといえば
イジられるネタ作った
エッチな二人が悪いんじゃん
禁欲及川さんに
あーんなエロい声聞かせといて
悪者扱いとか
可愛い顔して鬼畜な姫凪ちゃん!」
背中を擦りながら
立ち上がり
ムニッとほっぺを引っ張ると
『ち、ちか…
離れ…』
オタオタ目を泳がせ
さっきの勢いが無くなっていく