白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
「…分かった…って言うと思う?
姫凪には我慢させられたし
さっきのアレで俺の面子丸潰れなわけよ?
せめて損したくねぇの
一発ヤラせろよ?それで終わり、な?」
ホッとする間もなく囁かれる黒いセリフ
こんな人を好きだったかと思うと
自分の見る目の無さに泣けて来る
『いや…!
離し…て!』
掴まれた腕を暴れさせ
迫る身体から逃れようとするけど
「処女って単純な
暴れりゃ済むって思ってね?
余計に抑えやすいんだ、よ」
足を股の間に滑り込まされ
グッと持ち上げられる
「ヤル気満々だった?
可愛い下着着けてさ」
『見ないで…!
いや、です…!』
「最初だけだって。
濡れりゃ相手関係なく
気持ちよくなるよ、オンナなんてさ」
黒い笑顔を浮かべたまま
下着の上からなぞられる秘部
もちろん濡れるわけがない
好きだった今までだって
先輩では濡れた事ないのに
今なら余計にあるわけない
ズラされた下着
入って来た指を
頑なに拒む様に閉じる割れ目に
「…濡れてねぇの?
期待でグチョグチョかと
思ってたけど…まさか
不感症だったりする?
無理矢理したら痛いだろな
でも、そんなオンナ犯るの
初めてだし…楽しそう」
戸惑いながらも
ギラギラ光る目の奥