• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


表情を変えずに
周りを気にしつつ私を仮眠室に運び

「直したら出てきなよ
あんまり遅かったら
また突入するからね」

サッサと背を向けて出て行ってしまった

『…なんなの?!
本当に興味ない…のかな?
そりゃ…ペチャパイ寄りだけど
そこまでじゃ…って!
別に良いじゃんっ
鉄朗が気に入ってたら!!!』

ムカつきでスッカリ抜けてしまった
快楽の余韻を悔しく思いつつも
動く身体にホッとする

まさか、この為に?
……なーんてね
あるわけないよ。
ただディスられただけだよね!

元通り直った服で
仮眠室を出ると

「ハイ。コレ差し入れ。
部長がお弁当買ってるけど
姫凪ちゃんのスピードじゃ
食いきれないでしょ?
持って帰って食べたら
一食浮くし
昼はコレで我慢しなよ」

コンビニの袋の中には
オニギリとバナナと
ウィダーインゼリーとチョコレートっていう
チョット変わった組み合わせ

「パン系売り切れてたから
なんか変な取り合わせだけど
何もないよりましでしょ
ほら、なんにもない顔して
席について!そろそろ皆帰ってくるから」
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp