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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


優しそうだった顔から一変
ギラリと眼鏡の奥を光らせる
赤葦さんに
ビクリと身体を揺らし

『は、はい!
チャントします!!』

「そうですか。
それでは行ってらっしゃい
頑張って」

『は、い!!』

お店を飛び出し
家へ向かうタクシーを拾い
行き先を告げる

頑張る…か
頑張るって…どうやって!?

私、自慢じゃないけど
そういったことには
トコトン無知なんですけど!?

とりあえず
何かアクションを起こさないと
ダメなんだけど…

LINE?電話?
それとも会いに…いや、それは怖い!

経験値の無さを嘆いても
レベルアップするわけではなく
淡々とタクシーは
私の家に着いてしまう

どうしよう…
とりあえずご飯食べてから考える?
いや、買い物が先?
冷蔵庫にあるのは
お酒と少しの材料だけ。

及川さん…次はいつ飲みに来るのかな?

及川さん…今なにして…る?!

少し入ったお酒のせいか
フワフワしてる意識に
割り込んで来る
携帯!?誰よ!
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