第7章 新たな幕開け

どう思われてるかも不安で
どう伝えて良いかも分からなくて
苦しい…けど……

『わ、私…は！
及川さんの事、好きだから！
クロと戻る気は、ない…！
振られるかもだけど…
それでもクロとまた、なんて
思え、ない！』

及川さんを好きな事だけは
分かってる
それだけは…分かってる、から
頑張りたいの

だからお願い…

「…」

そんな悲しい顔しないで

そんな寂しそうに

「凹むわー…分かってたけど
ここまでハッキリ言われたら
クソ凹む…」

笑わないで…

『ごめん。
私が相談なんかしようとしたから…』

「…無理…死にそう…」

あぁ、また私は
クロを傷付け…

「って！泣き言いうと思ったか！！
生憎そんなヤワに出来てねぇわ！
ったくお前は
ウジウジとまどろっこしいったら
ないなァ！
相談乗ってやるって
振られ男がカッコ付けて
言ってやってんだから
ラッキー☆くらいに
軽く乗っかりゃ良いんだよ！
ケツも重けりゃ
頭も重過ぎなんだよ！
このバカチン！」

…私が傷付けられてます！？