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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


話しながらも
やっぱり厚かましくて
申し訳なくて

「どうって…
普通で良いと思うけど…」

本当は聞きたくなんか
相談なんか
乗りたくないんじゃないかって
想いは膨らんでいく

『クロ、ごめんね?
やっぱり…』

”大丈夫”そう言いかけた唇が

「やっぱり?なに?
オイカーくん止めて
俺に戻って来る?」

クロの低い声で遮られる

『え、違う…』

「無理矢理戻すって
選択肢もあるにはあるぜ?」

離れてた距離が
一気に縮まって

「強引に攫われるのが
お望みなら
考えなくもない…けど?」

唇が急に近くなる

え?え?なに?!

「姫凪…」

これ、キスされちゃうやつ…!?

『クロ、だめっ
私…そんなの…!』

「悩むくらいなら
俺で良くね?
俺の方が…お前を知ってる
お前を不安になんかさせない…」

身体を押し返す腕を捕まれ
引き寄せられる身体

確かに悩んでるよ
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