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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け



「揶揄ってなんかないって
それに俺はキミが思うほど
軽くないよ」

『信じられません。
いままでが今までですから』

はぁ…ホント上手く行かないよね
俺とキミって。

「そりゃ残念。
でも、美味しいのは嘘じゃないよ
おかわりある?」

『…はい、たくさんあるので
好きなだけどうぞ』

「じゃあ残ったら頂戴
岩ちゃん達にお土産にするから
出掛ける時見た
あのご飯が食べられる様に
なるとは思えなかったんだよね
結局ウーバーで散財する絵しか
浮かばない」

『え?あぁ…それはモチロン…
及川さんが買ってきた
材料ですし…』

「なに?姫凪ちゃんが
食べたいなら無理にとは…」

『いえ!全然…大丈夫です』

「なんだよ、変なの…
美味しかった、ごちそうさま」

『おそまつさま…』

良い空気とは
程遠くギクシャクした空気
その理由がこれっぽっちも分からなくて

軽くならない様に
とりあえずだけで繋いだ時間
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