• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


あー!そうですよ!
クソうざいくらい
気にしてるよ!
分かってるなら放っておいて
貰いたいね!!
バカ岩ちゃん!!

睨む俺に
もう一度”ウゼェ”と吐き捨て

「飯出来たら呼んでやるから
部屋に引っ込んでろ
地縛霊居たら
失敗すらぁ」

俺を部屋に押し込む

ぶっきらぼうだけど
チャント優しい岩ちゃんのおかげで
落ち着く部屋に
戻ったものの

溜息は止まらない

「…今、掛けたら
会いたいって言ったら
どうする?
…きっと断るよね
クロちゃんと居るもんね、キミは」

それは昼休み終了の少し前

俺から逃げる様に
部屋を出た姫凪ちゃんが
気になり
コッソリ後を追ったんだ

そしたら

『あぁ、うん
ちょっとお化粧直しと
舌火傷しちゃって…』

「そうか…って!
火傷ってなんで!?
研磨何食わしてんだァ!?」

『ちょ、違う!
食後のコーヒーで火傷しただけ!
研磨くん関係ない!』

そこには
見慣れた二人分の影
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp