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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


お酒を選びながら乾き物を見たり
お惣菜を見たり
ウロウロ歩きまわる及川さんに
チョコチョコついて歩く

『あ、何か食べるなら
作ります…けど…』

「いや、俺は…
やっぱり食べようかな
姫凪ちゃんのご飯
食べてないし」

『残り物だけしかないから
適当なものしか出来ないけど…』

「良いよ、なんでも。
姫凪ちゃんに作って欲しい」

そう言って笑う顔に
ドキドキする

なんか恋人同士みたい…

「恋人同士みたいだね」

『へ!?どこがですか!?』

心を読まれたみたいで
慌てて声を上げると

「そんなに嫌がらなくても…」

苦笑いしながら
お酒と少しの乾き物だけを
カゴに放り込んで
レジに向かう及川さん

別に嫌がったわけじゃないんだけど…な。

また背中を追いかけながら
小さくため息を吐く私をよそに
及川さんはサッサと会計を済ませてしまう

『私、払います
タクシー代も出してもらったし』
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