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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


及川徹。
人当たりが良くて
仕事も出来て
背も高くてイケメンで、と
非の打ち所がない人なんだけど…

『お弁当持ってきてるので
結構です』

私はこの人が苦手だ。
いや、苦手だった、が正解かな…

私は最近

「じゃあ、仕事終わり
飲みにいこうよ?
お洒落なBAR見つけたんだけど
一人で行くのはちょっとね~
逆ナンされちゃうと
断るの面倒なんだよ」

『なんですか、それ。
それなら岩泉さんも居るし
木兎さんも赤葦さんも居るじゃないですか
わざわざ私の意味が分かりません』

「ハッキリ言わなきなゃ
分かんない?
姫凪と一緒に居たいんだよ、俺は」

この人が話しかけてくる度
顔が熱くなって

『…お、及川サン!
からかわないで!
私…お手洗い行ってきます!』

平常心では居られなくなる

近付いた声
爽やかな息遣いに
一気に頭に血が上って
その場から逃げる様に
立ち去った
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