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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


「…ほら、見ろ…
言わんこっちゃない…」

当たるんだ。

「おーい、姫凪〜
生きてっか?」

『…もちりょ…ん』

「うわぁ…たったこんだけで
ここまで潰れるとか
女子でも弱い方じゃね?
どの口が大丈夫だって
言ったんだか」

岩ちゃんと国見ちゃんが
呆れ顔で
机に突っ伏す姫凪ちゃんを見てる

「呆れてないで
会計して
タクシー拾って来てよ
家まで送らなきゃ…」

「まだ飲み足りねぇわ
お前が行けよ及川」

「あ、自宅に連れ込むのは
やめて下さいね
俺今日、世話になるんで」

薄情者二人が
俺を見てヒラヒラと手を振る

「ちょ、俺だけ追い出すのかい!?」

「ちょっと嬉しいくせに」

「デスネ。ニヤけてるし。
何度も言いますけど
連れ込むならホテルか
その人の自宅でよろしくです」

ニヤけてなんかない。
いや、これ本当に。

だって今二人きりにされたって
嬉しくないんだよ
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