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いろはに鬼と ちりぬるを【鬼滅の刃】
第13章 鬼と豆まき《弐》
「お前からもこの石頭に言っとけ柚霧! 俺はこいつの言うことなんか聞く気はねェからなァ!!」
実弥の義勇に対する威嚇は今に始まったことではないが、それとは別の問題に柱達は皆目を止めた。
「「「「…柚霧?」」」」
実弥が目で追ったのは確かに蛍だった。
しかしその名は、一度も聞いたことがないものだったからだ。
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