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猫王子と犬平民

第4章 猫王子と球技大会


火神「赤司?誰だそれ」

「黒子は僕です。赤司君はキセキの世代の主将だった人です」

日向「やっぱりあの赤司!?そのお使いって…」

伊月「な、なぁさん。王子って事は赤司と付き合ってるのか」

『そんなわけないですよ、腹パンチされたいんですか?王子はニックネームです。白馬の王子様とかと勘違いしたら、白馬さんに失礼です』

日向「何だよ白馬さんって!白馬が苗字みたいになってんじゃねーか!」

『あ、黒子君。赤司からの伝言は…』


チャラララララチャラララララチャラララララチャラララ♪


『あ、電話だ。うげ、王子からかよ…ちょっとすいません』


日向「なんで着信音ドラえもんなんだよ…それに今王子って言った!?」

「そうみたいですね。着信画面にはなぜか猫王子と記されていましたが」

『だーからぁ!あたしだって忙しいって言ったよね!んだよ、電話でも王子っぷり発動かよ!てゆーか今誠凛に来てるから王子の口から黒子君に伝えればいいじゃん!…はぁ!?ちょ、まt…ふざけんなぁぁぁぁぁ!』


さんは電話に向かって叫んだ。画面には通話終了の文字。


『あいつ電話切りやがった!キーっ!明日学校でボコボコにしてやる!首洗って待ってな、クソ赤司!!!あ、黒子君』


びっくりした。いきなり僕に彼女の注意が向いたから。


『さっきの電話赤司からだったんだけど、僕は今テツヤと話すつもりはない。大会で会う楽しみが半減してしまう。って言って電話切られたの』

「…それモノマネですか?似てませんね」

『オイやんのかコラ。喧嘩売ってんのか?』

「それで、伝言って何ですか?」

『あれ?無視?何なんだよホント!キセキの時代の奴らは全員ムカつくやつばっかりなのか!』

「キセキの世代です」

『ぐぬぬ…まぁいいや。赤司からの伝言は、IHで待ってる。だってさ。って…あれ?それだけ!?別にメールでいいじゃん!赤司殺す!』


赤司君がその言葉を彼女に託すなんて、彼女の事を気に入ってしまったんですね。


「さん、伝言ありがとうございました。君はおもしろいですね。赤司君の気持ちも分かります。せっかくなので僕と連絡先を交換してもらえますか?」

『お?おう…はいよ』


さんは?浮かべながら連絡先を交換した。そして少し練習を見学して帰った。
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