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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第5章 涙の温度
そんな簡単なモンじゃないでしょ…
〈真実なんて単純だって言ったろ?
単純に喜んで尻尾振って来てる
姫凪を受入れてやれよ〉
犬じゃないんだから…でも……
「それで良いんだよね?僕…その……
嫌われて無いよね…好き過ぎて……
不安なんだよ…兄ちゃん……」
あまりに単純に迷いなく
答えてくるアニキの声に
僕の溜まってた不安が素直に引き出されて
〈不安になる位ならチャント向きあえ
逃げてるから不安になんだよバーカ〉
「うん…ありがとう……」
溶かされていく
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