第10章 われてもすゑに…。
『分からないの…昔から
姫凪の事は嫌いで…
…虐められてたから…』
「姫凪…気付いてあげれなくて
ゴメンネ…もう大丈夫…
…僕殴り合いは苦手だけど
…とりあえず喧嘩売ろうかな…
姫凪に余計な事する気
起きなくする位は出来るかな…」
蛍のらしくない発言に
驚いて顔を上げると
「キミのイキ顔を消去する位は
殴っとかないと気が済まないんだよね」
オニのような顔した蛍
『だめ!マコト強いから!
蛍 骨とか折られちゃう!
それに変な知り合いも多いし!
蛍に何かされるのが嫌だから
姫凪黙って………』