第25章 収束への旅路
意識を取り戻したら尋問をするということで、一度私も中也も元の執務室へと戻ってくる。
『…どうして監視の構成員もつけなかったの?』
「突然訪れて…謝罪がしたいとの事だったからな」
『…組織内の人間でも、ある程度は疑った方がいいと思うけど』
「……悪い、助かった…それと、その……今日はまた、えらく可愛らしい格好だな…?」
『他の女と二人きりで室内にいた人に言われても嬉しくないです』
「…とか言いながら抱きついてちゃ否定できてねえって」
よしよしと撫でられれば機嫌も少し直ってくる。
「もしかしてそれ、あれか?プレゼント?…俺が喜ぶと思って?」
『……三日間あげるの…いらない?』
「いいや、思わぬプレゼントだ…ほんとにもらっていいのか?何されるか分かったもんじゃねえだろ」
『…何されてもいいって言ってるの』
きょとんとしてから、中也は腰を屈めて私と目線を合わせる。
「やけに…素直だな?」
『…、素直な方が、いいって…言う、から…っ』
「…そりゃあ、な。…プレゼントはお前なのか?お前いっつも俺のプレゼントになってんのに、まだくれんの?」
『なにそれ、初耳で…ッ、ぁ…!?』
撫でられる首に、肩を跳ね上げる。
それから耳元にかかる吐息にドキドキして、だんだん顔が火照ってくる。
「毎日お前は俺へのプレゼントだっつの…俺のことがそんなに好き?」
『ぁ、っぅ…好、き…ッ』
「こんなことされてんのに?…誰に着せられたんだよこの服、誰かに見せたのか?俺のにされたお前の身体」
『ぁ、…ッ…首領、だけしか見てな…ッあ、ひぁ…っ!!』
お腹から太ももの内側にかけて撫でられたかと思えば耳にキスされて、意識が飛んでしまいそうになる。
おかしい、なんで?
私今、身体ちっちゃくなってるのに…?
「へぇ、首領に見られたのか…俺以外の奴に見せたの?身体…妬けるなぁ…」
『ッ!!!!♡…っ、ぁ、も、だめ…ッ、も、無理…っで…♡』
ちう、と首を吸われると同時に腰が砕けた。
しかしそれをいとも容易く腕で捕まえ、彼は私への執拗な愛撫を続ける。
「俺のところに来たのに、話しに来んのは今頃かよ?…こんなことされても好きなんだ?」
『は、ぁッ…♡好き、っ…ら、いすき…ッ!!』
「…んじゃ、ちゃんと三日間頑張れよ?」
『へ…、?…あ…は、い…っ』