第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く
「…おはよ…」
「おはよ。潤くん」
「おはよ、潤」
「む…」
相変わらず寝起きわりーな…
仏頂面で、俺達のことぼけーっと見てる。
徐ろに抱き合ってる俺たちに近づいてくると、和也ごと抱きしめてきた。
「ぐえ…」
「りーだーおたんじょうびおめでとう」
ものすごい棒読みだけど、寝起きだからしゃーない…
「おう…ありがと…」
ぶちゅーっと俺と和也にキスすると、朝食を作ってくれるという。
「…潤くん、時間大丈夫なの?」
「あ?大丈夫…今日の迎えは10時…」
「今、10時だよ?」
「ぬあ…」
声にならない叫び声を上げなら、潤は台所を出ていった。
どたんばたん、音が聞こえて。
どうやら、無事に出勤していったようだ。
「騒がしいやつ…」
「ぶっ…相葉ちゃん起こしたけど、起きなかったって言ってた」
「だろうね…」
くくっと笑うと、俺のほっぺたにちゅってキスしてくれた。
「さ、朝ごはん作るから、翔さん起こしてきて?」
「うん」
水を一杯だけ飲んでから、台所を出た。
翔ちゃんの部屋についたら、一応ノックしてみたけど返事はなかった。
「おーい。入るよ?」
寝室に入ってみたら、ベッドの上で大の字に眠る翔ちゃんが見えた。
「相変わらず寝相わりいな…」
布団、落っこちてる。