第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く
次の朝、遅くに目が覚めた。
「あれ…」
和也はもう既にいなくって。
ひとりでベッドに寝てた。
「さぶ…」
ちょっと寒いからパーカーを引っ掛けて下に降りた。
「あ、おっはよ~」
台所に入ると、相葉ちゃんがトースト咥えてバタバタしてた。
「相葉ちゃん…昨日は…」
「あ?んふふ…」
トーストを手に持って、俺にちゅっとキスしてくれた。
「すっごいかわいかったよ!今晩、ちゃんとイかせてあげるね?」
「ぶっ…」
朝っぱらから何いってんだよ…
「お誕生日、おめでとう」
今度は額にちゅっとキスして、相葉ちゃんは台所を出ていった。
「あ、いってらっしゃい!」
「いってきまーす!あ、潤起こしておいて!起こしたのに起きないんだもん!」
「うん。わかった」
バタバタと相葉ちゃんが出ていくと、入れ替わりで和也が入ってきた。
前髪が濡れてる。
顔、洗ってたのかな?
「おはよ。起こしちゃった?」
「ん?ううん。喉乾いちゃった」
「そっか」
俺の腕を掴むと、ぎゅっと抱きしめてくれた。
「智、お誕生日おめでとう」
「おん…ありがと…」
ぎゅううううって抱き合ってたら、起こしてないのに潤が台所に入ってきた。