第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く
「はーい、紅茶入ったよ~」
和也と潤が紅茶を持ってきてくれて、みんなでローテーブルを囲んで、プチパーティ。
「ぬふふ…」
さっきまで、あんなに寂しかったけど…
今は、ほっこりしあわせだ。
「…誕生日まで、ちょっと時間あるけど…」
「「「「お誕生日おめでとう!」」」」
ぐしゃぐしゃに頭を撫でられて。
「もおお…やめろよお…!」
みんな笑ってる。
俺も笑ってる。
「さ、さ。食べちゃお」
モンブランは、中のクリームまで栗が入っててめっちゃうま。
外側についたナッツもいい仕事してます。
「うんめー…」
「んまいね!おーちゃんっ」
「ぬふふふふ…」
スイーツ部の部員は、余すところなく味わっています!
紅茶はダージリンで、香り高く。
いい香りと、激ウマモンブランで俺の心は満たされた。
「…ありがとね…みんな…」
ちょっと照れくさいけど…ちゃんとお礼を言った。
「あらあ…どうしちゃったの?」
和也がにやにや笑って俺の頬をつつく。
「だって…嬉しいんだもん」
「ふふ…素直でよろしい」
あら。
和也の口の端に、クリームついてる。
美味しそうだったから、ぺろっと舌でこそげ取った。