第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く
ひと缶開ける頃、お風呂上がりの相葉ちゃんが来た。
そのすぐあとに、和也も来た。
「やー!さっぱりした!」
ばふっと相葉ちゃんが翔ちゃんの隣りに座った。
和也は俺の隣に座ると、溶けてるみたいに背もたれに寄りかかった。
「おつかれい」
「おつかれーい」
相葉ちゃんは早速ビールの缶に手を伸ばした。
ぶしゅっと開けると、翔ちゃんと乾杯した。
「ほれ。和」
「おん…」
和也も起き上がってビールの缶をぶしゅっと開けた。
「お疲れー!」
「お疲れ…」
「おーちゃんも!」
「うーい」
カコンカコンと缶を当てて、やっと相葉ちゃんはビールを飲んだ。
和也もぐびーっと飲んだ。
「あー…疲れた…」
「やー…もう、でも…やっとここまで来たんだねぇ…」
「ああ…20周年かぁ…」
11月3日に俺たちの誕生会をしたばっかり。
そんで今はドームツアー最初の地の札幌にいる…
「時の流れが早すぎる…」
「ね。年々早くなるよ…」
「やっぱ35過ぎたらはええなあ…」
「ほんと…一年が365日じゃ足りないよ」
翔ちゃんがにこにこ話してるのを、相葉ちゃんは嬉しそうに見てる。
和也も背もたれに凭れて、嬉しそうに翔ちゃんを見てた。