第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く
そのまま花道をトコトコ歩いていった。
「嘘だろ…」
あいつ…翔ちゃんのこと、抱いたんだ…
「お…おおお…」
なんか、すごい見たかった。
なんて思ってたら、ちょっと下半身が盛り上がってしまったから、体育座りでなんとかごまかしてたら、潤に怒られた。
『くおら!そこの最年長!早く動けっ!下痢でもしてんのか!』
「し、してねーわっ!」
前日リハは、深夜までかかった。
俺たちはホテルに戻ったけど、スタッフさんたちや潤はまだ居残ってステージづくり続行。
まあ初回だからね。
こうなるのは想定済み。
シャワーを浴びて、バスローブのままベッドに横になってたら、翔ちゃんが部屋に遊びに来た。
「酒、飲む?」
「おお…」
翔ちゃんはコンビニの袋に入ったビールを持参してた。
「あとから、ニノも雅紀も来るからね」
「ほい…」
ソファセットに陣取ると、テーブルに酒を並べてくれた。
「…どうだった?」
「うん…平気…」
ニコッと笑うと、缶ビールを一本手にとった。
「ありがたいことだよ…」
「うん…良かったね、翔ちゃん」
「ありがと…智くん…」
目の高さに缶を掲げると、ぶしゅっと開けた。