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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第29章 特別編 天は大野のケツよりも青く


「なんだよそれ」
「男としての…プライド?」
「ああん?」
「かっこ悪いとこ、できるだけ見せたくないんだよ…メンバーにも…特に、あなたにはね」
「…なんでだよ」
「わかんない?」

にやっと笑って顔を近づけてきた。

「わかるでしょ?」
「うもー…」

バタンと後ろにひっくり返ってやった。

「俺のことが一番好きだからだろ?」
「せーかい」

こしょこしょと脇をくすぐるから、ゴロンと逃げた。

「ほんと…頭のいいやつってめんどくせーなぁ…」
「あん?」

もう20年以上一緒に居るんだから、かっこわるいとこなんて見せ放題だろうが。

「おめーもだ。和也!」

上半身を起き上がらせて、びしっと顔を指さした。

「ほーん…そんなこと言っていいんだ?」
「あん?」
「せっかく頑なな翔さんの心を溶かしてあげたのになあ…」
「あんん?」

まさか…
和也の女みたいな横顔を見ながら、あらぬ考えが浮かんだ。

「溶かしたって…おまえ…あれだよな?」
「ん?」
「翔ちゃんに…抱かれたんだよな…?」

だって、みたことねえし…
翔ちゃんの上になってる和也。

『はーい、再開します。そっから次の曲の立ち位置動いて…』

マイクで潤の指示が飛んでるのが聞こえた。

にたっと和也は笑うと立ち上がった。

「ケツ冷えるわ~…」

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